こんにちは、トシです!
「糖質制限してるけど、なかなか体が絞れない……」
「筋トレと食事、どんなふうに組み合わせたら効率的なんだろう?」
そんな悩みを持つトレーニーやダイエット中の皆さんに、今日はとっておきの食事法をご紹介します。
それが カーボサイクルダイエット(Carb Cycling) です。
これは、糖質の量を日によって意図的にコントロールすることで、脂肪燃焼と筋肉維持を両立させるやり方。
一流のアスリートやフィットネス競技者の間でも、コンディション調整に活用されている注目の手法なんです。
📘 この記事はこんな方におすすめ!
- ダイエット中だけど筋肉は落としたくない方
- 糖質制限がうまくいかず、停滞している方
- 減量期と増量期の食事をもっと戦略的に管理したい方
この記事では、カーボサイクルの基本的な考え方から、実践プラン、失敗しやすいポイントまで、ステップ形式で丁寧に解説していきます。
「ただ減らす」じゃなくて、「使い分ける」ことで、食事がもっと味方になるはず。
ぜひ最後まで読んで、自分の体と向き合うヒントにしてくださいね!
1. カーボサイクルってなに?

まずカーボサイクルを一言で言うと、「糖質に波をつけることで代謝を活性化しつつ、脂肪も落とすダイエット法」です。
カーボ=炭水化物(糖質)ですね。
で、サイクル=周期を作る。
つまり、日ごとに糖質の量を変えて、「多い日・普通の日・少ない日」と波を作ることで、代謝が落ちにくくなり、脂肪燃焼を狙えるわけです。
✔ なぜ「波」が必要なのか?
人間の体は、糖質を控え続けるとそれに順応して省エネモードになります。
つまり、「省エネの燃費良い体=痩せにくい体」になるんです。
でもそこに、意図的に「糖質を入れる日」を作ることで、
- ホルモン(特にレプチン)の分泌が保たれる
- 甲状腺の代謝機能が維持される
- トレーニング中のパフォーマンスが落ちにくい
というように、脂肪を燃やしながらも“動ける体”をキープできるようになるんですね。
✔ 典型的なサイクルの例
以下のようなリズムで進める人が多いです
曜日 | 糖質量 | 状態 |
月曜 | ハイカーボ | 脚トレなど高強度 |
火曜 | ローカーボ | 休養・有酸素だけ |
水曜 | ミディアム | 上半身トレ |
木曜 | ローカーボ | 休養日 |
金曜 | ハイカーボ | 全身・複合種目 |
土曜 | ローカーボ | 軽い運動 |
日曜 | ミディアム | 調整・回復目的 |
この繰り返しで、脂肪を燃やしながら筋肉を守りつつ、エネルギー切れも防げるんです。
くらいが目安です。(活動量に応じて調整OK)
2. どんな人に向いてる?【具体的なケースで解説】

さて、カーボサイクルが「どんな人に向いてるか?」ですが、以下の3タイプが特に効果を感じやすいですね。
✅ ① 減量中でもトレーニングの質を落としたくない人
たとえば、ボディメイクや格闘技などで「動ける体」を保ちたい人。
・糖質を完全に抜くと、筋グリコーゲンが枯渇 → パフォーマンス低下
・でも糖質を入れると太りそう…
そんなジレンマを、カーボサイクルはうまく解決してくれます。
「トレーニング日は糖質をしっかり補給、オフ日は燃焼重視」という使い分けが可能なんです。

“動けない筋肉”じゃ意味がない。減量中でも「動ける」「パワー出せる」状態を維持できるのが、カーボサイクルの強みです。
✅ ② 停滞期に入ったダイエッター・ボディメイク民
糖質を制限して最初は体重が落ちても、途中からまったく変わらなくなる。
これ、ダイエットあるあるです。
なぜ起こるかというと、体が「飢餓状態」に適応して、代謝を落としてしまうから。
カーボサイクルでは、ハイカーボデーを定期的に入れることで
- 代謝の低下を防ぐ
- 脂肪燃焼のリズムを維持する
- 筋肉の分解もブロックできる
というように、停滞を打破しやすくなります。
✅ ③ メンタル的に「糖質ゼロ」がつらい人
ケトジェニックや糖質制限を試したけど、
・頭が回らない
・集中できない
・食事が楽しめない
という方、多いです。
カーボサイクルなら、「糖質を抜く日がある代わりに、食べられる日もある」から、継続がしやすい。
いわば、ご褒美つきの減量法みたいな感じですね。
❗ 向いていない人もいる?
一方で、こんな人には少し難しいかもしれません
- 食事管理がまったくできていない人(糖質量が曖昧になる)
- コンビニ・外食中心で糖質量のコントロールが困難な人
- 栄養やカロリーの計算に苦手意識がある人
最初はシンプルに「トレ日はごはんOK、休みは控えめ」といったルールで始めるのが吉です。

「完璧主義」じゃなくていいん
ざっくりでも、意識して波を作るだけで、体は確実に反応します。
3. パターンと具体的なサイクル設計【無理なく回すには?】
さて、カーボサイクルをやるにあたって、「どう回していけばいいのか?」ってところが最大のポイントですよね。
結論から言うと、目的別に3つの基本パターンがあります。
✅ パターン①:ダイエット&減量期向け(王道3段階)
曜日 | 糖質量 | 状態 |
月曜 | ハイカーボ | 高強度トレ(脚など) |
火曜 | ローカーボ | 休養 or 有酸素 |
水曜 | ミディアム | 上半身トレ |
木曜 | ローカーボ | 休養日 |
金曜 | ハイカーボ | 高強度トレ(全身など) |
土曜 | ローカーボ | 軽めの運動 |
日曜 | ミディアム | 回復トレ or 調整 |
この王道パターンは「脂肪を落としながら、筋肉を守る」構成。
週に2回しっかり糖質を入れて、代謝を保ちながら回します。

「火・木・土はブロッコリーと鶏むねしか食べちゃダメ」なんて思わなくてOK。
糖質だけ控えて、脂質やたんぱく質はちゃんと摂りましょう!
✅ パターン②:筋肥大メイン(やや攻め)
曜日 | 糖質量 | 状態 |
月曜 | ハイカーボ | 脚トレ |
火曜 | ミディアム | 胸・肩 |
水曜 | ローカーボ | 休養 |
木曜 | ハイカーボ | 背中・下半身 |
金曜 | ミディアム | 腕・コア |
土曜 | ローカーボ | 有酸素 or 休み |
日曜 | ハイカーボ | 全身+補強 |
筋肉をつけたい時期なら、週3回ハイカーボを入れて、インスリンの分泌を活かします。
筋合成ホルモン(mTOR)も活性化されやすくなるんですね。
✅ パターン③:ライト層向け(ざっくりでもOK)
曜日 | 糖質量 | 状態 |
月〜金 | 普通~控えめ | 仕事+軽トレ |
土日 | ハイカーボ | アクティブ休日 |
お仕事中心で平日はトレーニングが軽め、週末に動ける人はこれ。
「がんばった分、ご褒美でごはん!」という設計にすれば、精神的にもラクです。

カーボサイクルの魅力は「自分の生活に合わせて設計できる」こと。
完璧にやろうとせず、“緩やかにでも波をつける”だけで効果は出ますよ。
4. 食事例(リアルなメニュー付き)【糖質コントロールのコツ】
では次に、具体的に「何を食べればいいの?」って疑問にお答えしましょう。
✅ ハイカーボデー(トレ日)食事例
筋トレの成果を最大化するために、糖質をしっかり摂ってエネルギーを補給!
- 朝食
・白米200g
・納豆
・卵焼き
・味噌汁
・キムチ
(糖質+発酵食品で腸ケア) - 昼食
・鶏胸肉の照り焼き
・もち麦ごはん150g
・ブロッコリー
・味噌汁 - トレ前
・バナナ+プロテイン
(吸収早めの糖質とたんぱく質) - 夕食
・牛赤身ステーキ
・じゃがいもの塩ゆで
・ほうれん草のおひたし
✅ ローカーボデー(休養日)食事例
休養日には、糖質を抑え、良質な脂質で満足感を得る!
- 朝食
・卵2個
・アボカド1/2
・プロテイン
・ブラックコーヒー - 昼食
・サバの塩焼き
・サラダ(オリーブオイルがけ)
・豆腐
・味噌汁 - 夕食
・鶏もも肉のグリル
・ほうれん草ソテー
・きのこスープ - 間食
・ナッツ類
・ゆで卵
・無糖ヨーグルト
✅ ミディアムデー(中間)食事例
糖質150g前後で、トレ日でもないけど栄養をしっかり摂りたい日。
- 朝食
・玄米ごはん100g
・焼き鮭
・味噌汁 - 昼食
・鶏肉と野菜の炒め物
・もち麦ごはん100g - 夜食
・きのこ鍋(糖質控えめ)
・豆腐
・肉系(鶏肉、豚肉など)
5. カーボサイクルの注意点と落とし穴【よくある失敗パターン】

ここまで読んで、「よし、カーボサイクル始めてみよう!」と思ったあなた、ナイスな意気込みです。
でもね、ちょっと待って。実はこの食事法、うまくやらないと逆効果になることもあるんです。
ということで、よくある落とし穴を一緒にチェックしておきましょう。
❌【落とし穴①】「糖質=悪」と思いすぎる
ローカーボデーばかりに偏る人、めちゃくちゃ多いんですよ。
気持ちはわかります。「糖質減らせば痩せるでしょ?」って。
でも、糖質を制限しすぎると…
- トレーニングのパフォーマンスが落ちる
- 筋分解(カタボリック)が起こる
- 疲労感・眠気・集中力ダウン
っていうデメリットが出てくる。

カーボサイクルは“波”が大事。糖質を入れる日があってこそ、引き締め効果が高まるんです。
❌【落とし穴②】ローカーボデーに脂質を減らしすぎる
糖質を減らすとき、同時に脂質まで減らしすぎて、総カロリーが足りないって人も多いです。
これ、筋肉が減るし、代謝もガクッと落ちます。
ローカーボデーは「脂質はしっかり残す」が鉄則。
たとえば…
- アボカド
- ナッツ
- 魚の脂(EPA・DHA)
- 卵黄
- 良質なオイル(MCT・オリーブオイル)
こういう脂質で“カロリーの柱”を立てましょう。
❌【落とし穴③】チートデーと混同する
「ハイカーボ=好きなもの爆食いOK」と解釈しちゃう人、要注意!
ハイカーボデーは高糖質であって、高脂質ではないというのがポイント。
ラーメン+チャーハン+唐揚げとか、やりがちなんですけど、それは単なる高カロリー爆弾(笑)
糖質は「ごはん・芋・果物」で組み立てるのが理想。
脂質はむしろ控えめで、インスリン反応を有効活用しましょう。
6. 成功のための実践テクニック【継続できる仕組み】
ここからは、トシが現場で伝えている「続けやすくするコツ」を紹介しますね。
✅ カレンダーで“波”を見える化
「今日はローカーボ?ミディアム??」ってなると続きません。
- スマホのカレンダーアプリ
- Googleスプレッドシート
- 紙の手帳に○△×で書く
何でもいいので、カーボの波を見える化するとめちゃくちゃ継続しやすくなります。
✅ 買い物・仕込みを曜日で固定
たとえば…
- 日曜に“ハイカーボデー用”の炭水化物(玄米、さつまいも、もち麦)をまとめて炊く
- ローカーボ用に「野菜・きのこ・肉・魚・卵」を多めに用意しておく
曜日ごとに「買うモノ/作るモノ」を決めておくと、迷いが減ってラクになります。
✅ 「調整できる外食メニュー」をストック
「外で食べる=カーボサイクルが崩れる」って思いがちですが、そんなことはありません。
外食で選びやすいメニュー例
- ローカーボの日 → 焼肉定食(ごはん少なめ or なし)+サラダ
- ハイカーボの日 → 丸亀製麺(うどん+野菜天ぷら)+いなり寿司
- ミディアムの日 → 牛丼並+味噌汁+温玉
意識するだけで、調整は十分可能なんですよ。
✅ 月に1度は“完全オフ週”を入れる
「カーボサイクルがしんどい…」と思ったら、1週間だけ通常のバランス食に戻すのもアリ。
代謝をリセットしたり、精神的なリフレッシュにもなります。
わたしは「3週実施+1週ゆるめ」が基本のリズム。
無理しすぎると逆に続かないですからね。
まとめ
カーボサイクルは、ただ糖質を減らすだけの食事法じゃありません。
- 波をつけることで代謝を守り
- 筋肉を保ちながら脂肪を減らし
- 精神的な満足感も得やすい
という、かなり完成度の高いアプローチです。
大事なのは、「完璧を目指さず、波をつける意識だけでも十分」ということ。
少しでも興味を持ったら、まずは今日はハイカーボの日よ!
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